掃除方法cleaning
ダニ繁殖チェック
- 掃除機をかける頻度が少ない、もしくはコロコロだけで済ましている
- なかなか布団の天日干しができない
- 子供がソファなどでお菓子を食べている
- 加湿器を使っている
- ペットを室内で飼っている
- 最近、くしゃみや咳がよくでる
上記の項目にあてはまっていると、ダニが大量に繁殖している可能性が!
ダニとアレルゲンを除去するには
ダニの除去方法として有効なのは下記の3つです。
- (1) 加熱処理(天日干し、布団乾燥機など)
- (2) 乾燥処理(風通し、加熱乾燥、除湿)
- (3) 除去(掃除機による吸引、丸洗い)
ダニそのものは(1)(2)で対策可能ですが、 ダニアレルゲンは(3)の方法で物理的に取り除く方法しかありません。
つまり殺虫スプレーなどでダニを退治してもアレルゲンは残ったままなのです。
目次
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寝具類(敷布団・掛布団・毛布・枕)

寝具類は、就寝中に汗で布団が湿り、チリダニのエサとなる人のフケやアカが剥がれ落ちるため、チリダニが繁殖しやすい環境といえます。 また、3年経った掛布団には約10万匹(ほとんど死骸)のダニがいたとの報告もあります。
寝具類のダニ対策
- 万年床にしない
- 羽毛布団・羊毛布団は毛が側地の外に出てゆかないように、打ち込み本数が多くなっている。糸と糸の目の開きがダニより小さいため、通過しにくい
- 押入れに長期間保管しない
- 夏冬用の布団入換えと保管の際、圧縮袋を使う場合は除湿剤を一緒にいれる
- 夏季に涼しく快適なソバガラ枕は、チャタテムシがつきやすい。人にカユミを与えるツメダニ(屋外ダニ)がチャタテムシをエサとします
- 布団乾燥機の使用はダニにとっては有効。特に、天日干しできない天候や住環境の場合にもおすすめ
- 寝具の上げ下ろしの際は、ホコリが舞い、喘息発作を起こすこともあるので窓を開けて十分に換気しながらおこなう。 室内の空気が落ち着く就寝30分前までには布団を敷くようにする
- 寝具での飲食は避ける
ダニ駆除方法ダニアレルゲン除去方法
晴天の日に1週間に2度は必ず天日干しする。その時に黒い生地(通販や市販で売っている)に包むと温度が高くなり、 中綿の含水量は約5%落ちるので効果的である。 天日干し出来ない場合は、布団乾燥機を使用し、布団の内部の湿気を減らす。
最も理想的な方法は丸洗いすることです。チリダニの糞・死骸・脱皮殻による原因物質のアレルゲンが8割除去できます。
布団を取り込む際は布団を叩かない。布団を叩くと内部のチリダニの死骸・糞など(ダニアレルゲン)が表面に出てきてしまいます。 布団を室内に入れた後、片面1分間を目安に掃除機をかけると、表面にあるチリダニの死骸や糞を少なくすることができます。
特に、夏場は布団のシーツ、枕カバー、ベットカバーなどをこまめに洗濯することを心がけると良いでしょう。
ベッドに用いる寝具類からもチリダニは検出されますが、最も多く見つかるのはマットレスです。 特に、フケが落ちやすい頭側の部分、縫い目の凹みや先端によく集まります。
掃除機をかけるときは、ダニの集まりやすい場所を重点的に掃除すると、ダニの数をを減らすことができます。
また、マットレスもできるだけ、天日干しで乾燥させるとよいでしょう。
絨毯・カーペット

毛の絨毯はダニが潜りやすく、タマゴを産みやすい環境となっている。ある程度の湿度があり、人のフケが蓄積しやすいため、家屋の中でも非常にチリダニが多く繁殖しやすい場所の一つです。 また、掃除機で掃除しても、絨毯の表面にいるダニしか取ることができません。張り合わせの絨毯などは仕方ないですが、チリダニを繁殖させないといった点から、部屋に絨毯は敷かないほうが良いと思われます。
どうしても絨毯を使用したい場合のポイント
- あまり移動させない家具の下に絨毯を敷かない
- 水分を含みにくい化繊の絨毯を使用すること
- 取り外しができるタイル型にすること
- フェルト生地状の絨毯の方がダニは少ない
- 丸洗いができる絨毯を使用すること
ダニ駆除方法
掃除機で駆除する場合
一定方向にあるパイル目に逆らうように毛を起こしながら繰り返し掃除機をかける。 また、絨毯を軽く叩きながら掃除機をかけることで、内部のダニや糞などが塵と一緒に浮上するため、 アレルギー予防にもなる(一畳につき、一分間以上)。絨毯に潜り込んだ ダニやゴミをかき出す回転ブラシつき吸い込み口を使うと有効的である。
絨毯をビニール袋に入れてダニを駆除する方法
絨毯をたたんで大きな黒いビニール袋に入れ、ガムテープ等で開口部を密封します。 これを夏のベランダ等の、太陽熱の照り返しの強い場所におく。(2週間ほど) すると袋内部の温度は50℃を超えるので、生きているダニは全て死にます。
しかし、卵は熱に強く(62℃で2時間程加熱しないと死なない)、この程度では死なないので、卵から孵るまでの期間を加味するので2週間ほどかかります(卵は1週間で孵化し、幼虫になる)。 幼虫は50℃で死ぬので幼虫が現れるまでの時間が必要となり、2週間という期間が必要になってきます。冷夏の時は、放置期間を伸ばすか、ビニール袋内に乾燥剤を入れるとよいでしょう。 この処理が済んだ絨毯は、ダニの死骸、糞が大量に付着していますのでよく掃除機で吸い取ってください。
丸洗いが可能な絨毯であれば、その後、丸洗いをし、天日でよく乾燥させてください 。半乾きだと、水分が残り、湿気を含んだままになり、ダニが発生する原因となってしまいます。
ダニアレルゲン除去方法
取り外しができない絨毯の場合、掃除機での徹底した掃除しか方法はありません。 取り外しができる絨毯の場合は、丸洗いが効果的です。
ソファ・椅子について

家具の中でもダニが好んで生息するのは布製家具です。 そのため、布製ソファー・椅子ではチリダニが多く生息しています。
背もたれと座面が接触している部分は暗くて湿っている上に、人のフケやアカ、 食品屑がたまりやすく、ダニには最適な環境です。
ソファ・椅子のメンテンナスポイント
- 布製の場合、掃除機で表面をよく吸い取るようにする
- 移動することが出来る場合、天日でよく干し、乾燥を心掛ける
- 革製、ビニール製の場合は、掃除機で表面と隙間をよく吸い取り、水拭きできる素材の場合は水拭きをする
ダニ駆除方法・ダニアレルゲン除去方法
布製のソファの場合、ダニアレルゲンを完全に除去することは難しいです。 ソファ付属のクッションなど(脱着できるもの)は、黒いビニール袋に入れ、天日干ししてください。
丸洗いが望ましいですが、無理な場合は天日干しした後、表面を掃除機でよく吸い取ってください。本体の方は表裏とも可能な限り掃除機を掛けてください。
押入れ・タンス・クローゼットについて

押入れ・タンス・クローゼットは開閉の回数が少ないため内部の湿度が高く、 ダニにとっては良い環境です。ダニは高温多湿を好みますので、湿度を下げることが必要です。
また、洋服などは外出してそのままクローゼットなどにしまい込むと、 外部で洋服についたダニが内部で繁殖することも考えられます。 外出先に着た服は洗濯をするか、天日干しをしてから収納するようにしましょう。
押入れ・タンス・クローゼットの湿度を下げるポイント
- スノコなどを敷く
- 窓を開け、換気する際は出来るだけ扉や引き出しを開けておく
- 引き出しを開け、扇風機で中の空気を循環させる
- 小型の除湿機または乾燥剤を入れておく
- お布団をしまう場合は、使用したばかりのものは避け、なるべく天日干しもしくは布団乾燥機にかけたものだけを入れるようにする
- 湿度計をいれ、湿度管理をする
ダニ駆除方法・ダニアレルゲン除去方法
衣替え時期とと同時に中にしまっているものを全てだし、中を掃除機でよく掃除することが必要です。 その後、よく絞った雑巾で隅々まで綺麗に拭き取ります。
また、引き出しなどは天日でよく干し、乾燥させるようにします。中の洋服は、 丸洗いするかクリーニングに出すようにする。無理な場合は服の場合は天日でよく乾燥させる。 布団などの場合も同じです。(布団乾燥機も有効)
衣替えでしまう布団は、天日干しもしくは布団乾燥機で完全に湿気を取り、布団圧縮収納袋に乾燥剤 と共に収納する。
畳について

畳にも2つの種類があり、天然畳(ワラ床畳)と化学畳がある。
・天然畳について
表床となるワラやい草などは吸湿性と保湿性に優れているので暖かいが、畳は表床となるワラや い草などの繊維素材が湿気を吸収しやすく、含水量も多く目が粗いのでダニが簡単に内部に潜りやすいので、 ダニにとっては良い環境です。特に製造してから3年までの畳は水分量が多く、人にカユミの被害を招く ツメダニが繁殖しやすく繁殖しやすくなります。(新しい畳ほどその傾向が強い)
・化学畳について
化学畳はダンボールを圧縮したインシュレーションボードや発泡スチロールをい草で包んでおり、 ダニの繁殖場所がありません。い草の下に潜ってもそれ以上は潜れず、室内の乾燥をまともに受けますし、 エサを食べに、い草の表面に出れば、掃除機で除去できます。ただし、潜る場所がないといっても、 ダニが0匹とはあり得ませんので、掃除は必要です。
畳のダニ対策
- 乾燥状態を維持するため、畳の下に除湿剤を散布しておけばより効果的です
- できるだけ化学畳を使用する
- 吸湿性の高い畳にジュウタンなどを上敷きすると、畳の水分が放出されず、 いつまでも内部に湿気がこもった状態になるので、非常にダニが繁殖します。 畳の上にはジュウタンなどの敷物は厳禁です。
市販の殺虫剤をご使用の際の注意
- 家庭でよく用いられるのは、薬を煙状にする燻煙式薬剤と針を畳に直接差し込む注入式薬剤ですが、 畳に生息するダニは内部に潜り込むものが多く、薬がそこまでなかなか届かず、駆除剤にも限界があります。
- 畳のダニは薬である程度予防出来ても完全に退治するのは難しく、無理をして強力な殺虫剤を使用したり、 大量に薬を用いると今度は人体への影響をおよぼしますので、あまりお勧めできません。
ダニアレルゲン除去方法
掃除機を使用したダニ駆除方法及びダニアレルゲン除去方法
畳の目にそって丁寧に掃除機をかけます(1畳あたり30秒以上)。その後、固く絞った雑巾で表面をよく拭き取ります。 必ず換気をし、表面をよく乾燥させてください。
灯油、高周波、マイクロ波を利用したダニ駆除方法
畳の専門業者では、灯油、高周波、マイクロ波を利用した加熱乾燥方法などを事前に行って出荷しているところもあります。 また、現在使用している畳での高周波処理(大型の電子レンジと考えて下さい)も保健所などで行ってくれる自治体も一部あります (処理価格はまちまち)。ただし、畳の種類によっては処理出来ないものもあるので、事前に確認した方が良いでしょう。 この方法は内部のダニの死骸などが残りますが、ダニ刺されなどでお困りの方には有効な手段です。
畳の天日干しによるダニ駆除方法及びダニアレルゲンの除去方法
畳の天日干しによってもダニを有効に退治することができます。畳の天日干しはよく晴れた日に照り返しの強いコンクリート やタイルの上に寝かせて干し、畳の表裏を交互にして直接太陽光線を当てて加熱乾燥させます。 十分に畳の面が乾燥したら、マスクなどをして表面を竹竿やほうきでよく叩き、ホコリとともにダニを落とします。 天日干しした後でもまだ畳の内部にダニや糞などが残っているので、常に掃除機をかけます(1畳あたり1分以上)。 その後、水をよくきった雑巾で表面をよくふき取ります。必ず換気をし、表面をよく乾燥させてください。
【注意】
天日干しが最適だと考えられるのは、7月の梅雨明け1週間後くらいからで快晴で日差しが強く、湿度も少ない 1〜2mの風がある日が理想的です。
現在の生活環境では戸外で天日干しをすることが難しくなっています。その場合は、部屋の中で畳を持ち上げ、 空き缶をかませて扇風機で風をあてる方法がよいでしょう。 (その際はハウスダストが室内にこもるので、必ず窓を開けて行う。)
フローリングについて

フローリングの長所は、ジュウタンや畳と違ってダニが潜れる場所がないため、繁殖しにくく、 ダニが少ないことが挙げられます。 短所はほこりが舞いやすく、ダミヤカビなどのハウスダスト(ほこり) が空中に舞いやすいことがあげられます。
また、素材によってはシックハウスの原因となる接着剤(ホルムアルデビド)などの化学物質を使用していることがあるため、 畳などをフローリングにする場合は施工業者によく相談し、化学物質正のガスがでないものを選ぶと良いでしょう。
ホルムアルデヒドやVOC等の化学物質による空気汚染防止に有効な床材
| 種類 | 原材料など | 注意事項 |
|---|---|---|
| 無垢木材 フローリング |
スギ、ヒノキ、クリ、ヒバ、カラマツなど リーク、レッドパイン、メープル、オークなど |
床のあばれ・暑さ |
| 天然リノリウム | 亜麻仁油、松ヤニ、コルク粉、木粉、石灰石粉、顔料 | - |
| コルクタイル | コルク | 製造方法によっては、放散速度大 |
| 竹フローリング | 竹 | - |
| ゴムタイル | 天然ゴム | - |
| 天然石タイル | 御影石・大理石など | - |
| 磁器系床タイル | ソイルセラミック・陶磁器 | - |
参考文献 住まいのQ&A「室内汚染とアレルギー」
吉川翆他著 井上書院
ダニアレルゲン除去方法
掃除機でゴミを吸い取り、固く絞った雑巾で水拭きする。掃除の際にホコリ(ハウスダスト) が舞いやすいので、必ず窓を開けて掃除を行う。 また、掃除機からの噴出口を窓などの外に向けておく。
掃除機などを使用する場合は、必ずマスクをし、ホコリを吸い込まない工夫が必要です。
その他

布製の縫いぐるみなどは、ダニが非常に多い傾向にあります。 またカーテンやエアコンのフィルターには、ハウスダストとしてダニアレルゲンが 付着しやすいので注意が必要です
ダニ駆除方法ダニアレルゲン除去方法
布製の縫いぐるみなどは、黒いビニール袋に入れ、天日干しした後に丸洗いが望ましい。 丸洗いが無理な場合は表面は掃除機でよく吸い取ってください。
カーテンは年に2度は丸洗いすると良いでしょう。エアコンのフィルターは月に一度はメンテナンス するようにしてください。その方が電気代も安くなります。
